この記事では、サウジアラビア・リヤドの「Scientist’s Gift」が行っている、無料ツアーについて解説します。
SNSなどでちょくちょく見かける「リヤドの無料ツアー」。僕も実際に行ってみました。
結果、かなり良かったのですが、詳しく説明しているブログなどが見当たらなかったので、記事にしてみました。参考になれば幸いです。
「Scientist’s Gift」とは?

「Scientist’s Gift Organization」は、サウジアラビアの宗教・歴史・文化を紹介することを目的とした非営利団体。
文化・歴史を学ぶ無料ツアーを開催しており、すでに14年間で16万人を招待しています。
申し込み方法
公式ウェブサイトの下部に電話番号やホットメールのアドレスがあるので、そこからコンタクトを取ります。
僕の場合は、メールに返信が来てWhatsAppに誘導され、そこで担当の方と日時を調整しました。
すべて英語でのやり取りですが、チャットなのでグーグル翻訳でもなんとかなります。
集合場所
集合場所はマスマク城の近くの「Scientist’s Gift」オフィス。

エントランスの奥が待合室になっており、デーツやコーヒー、水は無料でいただけます。
僕の時は、集合時間の16時ぴったりに行きましたが、ツアー客全員が集まり、ガイドが来るまで30分くらい待ちましたね。
ツアー内容
ツアーの内容は以下の通り。16時集合で解散は21時ごろでした。
1.マスマク城(Al Masmak Fort)の外観見学と解説
2.スーク(市場)の散策と解説
3.アルラジヒ・グランドモスクの見学と説明
4.民族衣装や小物などのプレゼント
5.レストラン「Najd Village」でディナー

ツアー客は16時に「Scientist’s Gift」のオフィス集合し、全員で歩いて移動。
まずは、オフィスのすぐ近くにあるマスマク城の前まで行き、マスマク城の説明を受けます。

次に、マスマク城の南にある市場、「Souk Al Zal」の散策です。
ガイドの方が同行してくれ、随時説明などもしてくれます。滞在は1時間弱くらい。
大きな市場で、香木や民族衣装関連が多かったですね。

スーク散策後は、マイクロバスで「アルラジヒ・グランドモスク」(ジャーミウ・アッラージュヒー)へ移動。
ここでは軽食が出され、お祈りの見学、イスラム教についての説明や、モスクについてのビデオ鑑賞などがありました。
けっこう盛りだくさんで、トータル1.5時間ほど滞在します。

再びバスに乗り、「Najd Village」というレストランへ移動。
まず、民族衣装に着替えます。男性はトーブやシュマグなど一式、女性はカラフルなアバヤ。

この衣装に加え、エスニックなバッグに入った小物などのギフトが全員に配られます。ガイドブックは日本語のものもありました。

ギフトを受け取ったあとは、みんなで晩御飯です。
ビリヤニ(辛くない)の大皿と、サラダ、肉などの小皿が並べられ、自分で取り分けて食べます。
僕的には、かなり美味しかったです。
解散場所
ディナーを取るレストラン「Najd Village」が解散場所。食べ終わった人から帰宅していきます。
場所は、メトロ駅「An Nuzhah」と「Ministry of Education」のちょうと間くらい。

僕は「Ministry of Education」 まで歩いて、そこからメトロに乗りました。
大体レストランから徒歩10分。明るく、車通りも多い大通りなので、問題ありませんでした。
さいごに
調べても詳しくはわからなかったり、ワッツアップに誘導されたりと、正直最初は「ちょっと怪しいな」と思っていました。無料だし。
…が、実際行ってみると「Scientist’s Gift」は紛れもなく「良ツアー」でした。
ガイドの方がボランティアだったり、寄付で運営されてたりするようなので、サービス面がちょっとぎこちないのは仕方ないですよね。無料ですし。
当日や前日でも結構行けそうな雰囲気だったので、リヤドに行った際に時間があればメールしてみてはいかがでしょうか?
それでは、また!