この記事では、「ペシャワールでのアフガンビザ取得方法」と、「トルハム国境越え」の情報をお伝えします!
この記事は、僕自身が2024年10月にパキスタンのペシャワールでアフガニスタンビザを取得し、トルハム国境からアフガニスタンへ入った時の経験・情報をもとに書いています。
現在は変わっているところもあるかもしれませんので、その点はご了承くださいね。
では始めて行きましょう!
ビザ申請に必要なもの
お金とパスポートだけをアフガニスタン領事館へ持って行ってもビザは取れません。まずは申請の準備しましょう。
パスポート以外で申請に必要なものは以下の4つ。
・100ドル
・ビザ申請フォーム(専用ブースで作成、後述)
・顔写真1枚(フォーム作成に必要)
・500ルピー(フォーム作成費用)
ビザ申請費用は100アメリカドル。僕は現金で払ったので、クレカが使えるかどうかはわかりません。
ビザ申請フォームは「それ専用の場所」で作成する必要があり、その際に「顔写真」と「500ルピー」が必要。
ビザ申請フォームの作成方法は以下の通り↓
ビザ申請フォームの作成方法
ビザ申請フォームは、アフガニスタン領事館から徒歩10分くらいのところにある「ディーントレードセンター」で作成できます。
フォーム作成場所
フォーム作成場所は「ディーントレードセンター地下の54ー55番ブース」。
「ディーンショッピングセンター」と「ディーントレードセンター」は、隣り合った別の建物なので間違わないように。トレードセンターが正解です(僕も間違えてショッピングセンターをずっと探し回ってました)。

取得方法
作成ブースにはそれっぽい看板があり、人も多くいるのですぐわかると思います。
1.ブースの中に入る。
2.顔写真1枚と500ルピーをPCを叩いてるそれっぽい人に渡す。
3.職業や親の名前など、フォームに記載するための簡単な質問を受ける。
4.プリントアウトされた申請フォーム(A4用紙1枚の履歴書みたいなやつ)を受け取る。
顔写真はその場で撮影もしているので、最悪無くてもOK(料金不明)。写真の大きさも適当で、履歴書やパスポートくらいのサイズならよさそうでした。
混んでいたので時間がかかりそうだったけど、外国人だとわかると周りの人が助けてくれ、優先して手続きをしてくれたので30分ほどでブースを出ることができました(毎回こうかは不明)。
ビザ申請方法
申請フォームをゲットしたら、いよいよ実際に申請です。
ビザ申請・取得場所
申請場所はアフガニスタン領事館/タリバン事務所(グーグルマップではコンスリット・ゼネラル・オブ・アフガニスタン)。
メトロバスのrailway station駅から徒歩5分の場所にありますが、横道は封鎖されていて直進することはできません。モールロードの東側から入り、西へ進むことになります(青の正式ルート)↓。

途中のチェックポストでパスポートチェックがあり、スマホ・カメラ・PCなど電子機器は預けることになります。
僕の時はモールロードの入口でガイドのような人がついてくれ、領事館入口まで案内してくれました。「ナカムラ(中村哲医師)は本当に偉大な人だった」「日本人は大好きだ」と友好的でした。

ビザ申請手順
ビザ申請手順は以下の通り。
1.モールロードを東側から入る。
2.チェックポストでスマホ・カメラなど電子機器を預ける。
3.荷物検査を受け、領事館に入る。
4.事務所の係員に、「100ドル・申請フォーム・パスポートの3点」を渡す。
5.20分ほど待合室で待機し、ビザの貼られたパスポートを受け取る。
領事館の入口は男女別で、女性はブルカ着用必須(貸してもらえる?)。ビザ発行の事務所は領事館を入って右奥にあります。
事務所の扉をノックし、出てきたスタッフに「お金・フォーム・パスポート」を渡して、外のベンチで待つこと約20分。名前が呼ばれ、ビザを貼ったパスポートが返却されて終了となります。
トルハム国境越え(パキスタン→アフガニスタン)

ペシャワール(パキスタン)からジャララバード(アフガニスタン)へ行く際に通るトルハム国境へは、僕が調べた限りタクシーで行くしかありません。
トルハム国境行きのシェアタクシーは、↑のジェネラルバススタンド近くから出ています。近くにたくさん客引きがいるので、「トルハムボーダー?」と聞けばすぐ教えてくれます。
僕の行った2024年10月時点では、ペシャワール→トルハム国境のシェアタクシーはあったものの、外国人同士でしかシェアできないようでした(外国人がテロの標的になりやすいため?)。
僕は一人だったので、タクシーチャーター(5,000ルピー)になりました。

ちなみに、ペシャワールから国境までに通るカイバル峠はかなり治安が悪いらしいので、気を付けてください。
ドライバーも、「カイバル峠はマジで危ないから絶対に車から降りるなよ」と言っていました。
おわりに
トルハム国境はちょくちょく閉鎖されるので、事前にしっかり確認して行ってくださいね(直近でも2025年2月21日から3月19日まで閉鎖されています)!
情勢次第では、ペシャワールの宿すら泊まれない(宿泊拒否される)こともあるようです。タイミング次第なところもあるので、最悪旅程が変更できるよう余裕を持ったスケジュールを組まれたほうがよろしいかと。
アフガニスタンもパキスタンも色々物騒な国なので全くおすすめはできませんが、どちらも大好きな国なので「どうしても行きたい!」という人の助けになれば幸いです。
何かわからないことがあれば、ブログのお問い合わせ、XのDM、YOUTUBEのコメントなどで質問していただければ答えますので遠慮なくどうぞ!
それではまた!