この記事では、ボリビア旅行で行った「ポトシの銀山ツアー」について紹介したいと思います。
みんな大好き「ウユニ塩湖」からも近いので、興味があれば。
行ってる人はあまり見かけませんが、結構印象的な場所でしたよ!
(※2025年10月時点での情報です)
ポトシとは



ポトシはボリビアの真ん中よりやや南、塩湖で有名なウユニの北東約200kmの位置にある街。
標高は約4,000mで、世界でもトップクラスの「高地にある都市」です。
かつて膨大な銀を産出した鉱山「セロ・リコ」(スペイン語で富の山)で栄えた町で、スペイン植民地時代の町並みは鉱山と合わせて世界遺産にも指定されています。
ツアー申込み方法

鉱山ツアーに行くには、まずポトシ市街でツアーを申し込まないといけません。
僕がツアーを申し込んだのは、「ALTIPLANO S.R.L」という旅行会社。4~5社ほど聞いて一番安かったここにしました。
半日ツアー(英語ガイド)で120BOB(約2,700円)。
場所は↑のあたりですが、グーグルマップには登録されていません。
旅行会社は旧市街にたくさんあります↑。
グーグルマップ上で「tour agency」と検索すると沢山出てきますので、行ってみてください。
180~250BOBのツアーが多く、フランス語のみってとこもあったので気を付けて。
ツアー内容
ざっくりスケジュール
旅行会社前でガイドと合流。
市場で「鉱夫に渡すお土産」を購入(強制)
作業服・ヘルメット・ライト・長靴に着替える
歩いて鉱山へ入り、内部を見学
2時間弱で鉱山を出る
装備を返し、私服に戻る
旧市街まで戻ってきて解散
以上が、ざっくりした当日のスケジュール。
以下、「実際のツアーの様子」を詳しく説明していきます、
9:00 集合

朝9時に旅行会社前に集合し、ガイドと合流。なぜか客は僕一人。どこかのツアーと合流するんだろうか?
ガイドはしきりにどこかに電話しているが、車が来る様子もなく、結局市バスに乗り込むことに。
10:00 ガルバリオ市場

市バスでガルバリオ市場まで移動。バス代は出してくれた。

市場で鉱夫へ渡すお土産を購入(強制)。
中身はジュースやダイナマイトなど。トータル20BOB(約460円)。
10:30 着替え

ガルバリオ市場から歩いて15分くらいで小屋(更衣室)に到着。
ここで作業服の上下・ヘルメット・ライト・長靴などを装着する。服は上から着るだけなので、個室は使わなかった。
大きな荷物などがあれば、ここに置いて行くことになるみたい。
10:50 鉱山内部へ

更衣小屋から歩いて15分くらいで、鉱山入口に到着。
標高が高い(約4,000m)ので、すでに息も絶え絶え。

まずは、入口付近にある鉱山の神様「エル・ティオ」にご挨拶。ツアーの無事を祈る。
タバコ、コカの葉、お酒などがささげられている。
「鉱夫の神」らしく、咥えタバコのワイルドなたたずまい。

内部はかなり狭く、暗い。
ライトが無いと何も見えないし、所々しゃがまないと通れない場所も。


鉱山は今も現役で稼働しているけど、かなりアナログ。トロッコは手押しで危険&重労働だし、そこかしこに穴も開いてて危ない。
もちろん、柵や安全帯など安全対策は何もなし。
結果、崩落・転落・爆発等による事故も多く、毎年100人以上が亡くなっている。

物理的な危険に加え、長年アスベストや粉じんなどを吸い込むことで肺の病気になるリスクも高い。
それでも多くの人が働くのは、ボリビア平均の2倍と言われる賃金の高さに惹かれるため。
安全対策をしなくても人が集まる→安全対策しない→事故多発という負のループが完成している。
12:40 鉱山を出る

2時間ほど坑内を見学し、外へ出る。
よく考えると、見学中に崩落が起こったらそれまでだった。無事外に出られて安堵する。
後で知ったんだけど、鉱山は長年の採掘で頂上が陥没し、危機遺産に指定されているらしい。
旅行会社によっては「何があっても文句言いません」の書類にサインさせられるとか…
13:00 着替え

装備を返し、私服に戻る。
13:20 解散

再びバスで市街地へ戻り、解散。
結局、最後までガイドとマンツーマンのプライベートツアーだった。
基本、この値段でプライベートはあり得ない。多分、僕を合流させるツアーが見つからなかったんだろうな…。
これから銀山ツアーへ行く人へのアドバイス
お土産は強制購入なので断れない

「鉱夫へのお土産」は強制購入です。1セット大体20ボリ(460円)。
飲み物・コカの葉・ダイナマイトなど、何を買うかはガイドがアレンジしてくれるので従いましょう。
仕事中に見学させてもらうので、お礼にチップを渡す感覚です。
マスクはしてった方がいい

鉱山内部はかなり埃っぽいですし、アスベストもあります。
もちろんツアー程の短時間で病気になったりはしませんが、気になる人はマスクした方がいいです。
結構歩くので体力が必要

2時間ほど狭い坑内を歩き回るので結構疲れます。覚悟して下さい。
体力に自信が無い人は、適宜ガイドに休憩を申し入れましょう。
空気も悪いですし、気分が悪くなる人も多いらしいです。
鉱夫とも話せるので、質問を考えておく

鉱夫は基本的に「陽気で気の良い人」が多く、お土産を渡すと喜んでくれます。
ガイドに通訳してもらい質問もできるので、失礼のない範囲で色々聞いていると面白いです。
マジで結構危険

ポトシの鉱山ツアーは、一般的な観光ツアーと比べると危険度は高い部類。
・転倒、転落
・頭をぶつける
・粉塵、有毒ガスの吸引
・崩落
などのリスクがあります。非常にまれだけど、観光客が重症・死亡するケースも。
2017年にアルゼンチン人観光客(43歳)が鉱山内で倒れ、死亡したケースは高山病が原因。
通常、観光客の入れるルートは安全で、過剰に不安がる必要はありません。
注意すべきは、高山病・呼吸器系疾患・体力ですね。
動画
VLOGもあるので、良ければご覧ください。
鉱山ツアーの様子は、(3.56~6.56)あたりです。
まとめ

以上、ポトシ銀山ツアーの紹介でした。
貧弱なボリビア経済の縮図をリアルに感じられて、興味深かったです。
近年はドル不足で燃油も足りず、デモや道路封鎖も頻繁に起こってるボリビア。だからこそ、米ドルの闇レートで割安に旅行できる我ら外国人。
うーん、闇が深い…。

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